石辞典
ファントムクォーツ
水晶の結晶が生成していく過程でいったん成長が止まり、その後再び成長を開始すると、その境目に気泡や他の物質が取り込まれ、まるで山の影を思わせる模様ができます。そうした山の影が幾層にも連なる場合があります
モリオン
モリオンは和名「黒水晶」という名の通り、黒色の水晶です。石名の由来はギリシャ語で“黒い種”を意味する“Morion”で、イギリス・スコットランドのケアンゴーム山地で最初に発見されたことから“ケアンゴーム”と呼ばれ
キュープライト クリソコラ
90%近い銅を含む鉱物「キュープライト」と「クリソコラ」の混合。共に産出されることが多く、赤褐色の部分がキュープライト、水色~青緑色の部分がクリソコラです。キュープライトはラテン語の”銅(Cuprum)”、クリソ
ティファニーストーン
世界でただ1カ所、アメリカ・ユタ州のみで産出される石。20億年以上加圧された火山灰からできた鉱物で、フローライト、オパールをはじめ、ロードナイトやカルセドニーなどが混ざりあい、複雑な模様を織りなす混合石
グリーンオパール
オパールは昔からオパルス(opalus)、オパリオス(opallios)と呼ばれ、あまりの美しい輝きに古代の民族は魔術的な力があると信じ、希望を象徴し、幸せを招く石として崇拝したとされています。また、創造力や直感力
ピーターサイト
1962年にアフリカのナミビアで発見された石で、名前は発見者のシド・ピータース氏(Sid Pieters)にちなんで名付けられました。ピーターサイトは角閃石の一種で、タイガーアイとホークスアイが生成された後、地表の地
ヒスイ(ジェダイト)
日本では、4000年以上も前から愛用されてきた翡翠。日本だけでなく、あらゆる国々でお守りなどに使用されてきました。災いから守り、健康や長寿を象徴する石とされています。生命力を高める生命の源の石としてマヤ文
神居古潭 花咲石
神居古潭石は、北海道旭川地方の「神居古潭」という渓谷で採集されます。変成岩(もともとあった火成岩や堆積岩が地下の大きな圧力や高温により変成した岩石)の一種で、水石・庭石としても広く知られ、日本の天然石
玄武石
ケイ酸分の少ない火山岩の一種です。暗灰色または黒色の緻密(ちみつ)な岩石で、名称は採取地と同じ兵庫県の、城崎温泉近くにある玄武洞に由来しています。玄武洞は、約160万年前に噴火した溶岩流が冷えて固まると
ゲルマニウム
1885年ドイツのヴィンクラー博士が銀の鉱石アルジロダイトからこの元素を分離することに成功し、ドイツの別名ゲルマンにちなんで「ゲルマニウム」と名付けられました。ゲルマニウムは約32度を越えると、外側の電子が
大和光石
大和光石は宮崎県産の天然石で、岩戸隠れ神話にまつわる地名が多く存在し、八百万の神が会議をしたとされる天安河原付近から採取された石です。この石は1400万年前に日本列島が活発に活動していた時期に形成が始まり