石辞典
飛騨菊紋石
マグマが急速に冷却され形成される「火山岩」で、随所に「クリスタルライト(晶子)」と呼ばれる小結晶が生じ円紋となり、「牡丹石」や「菊紋石」、「流紋石」とも呼ばれています。岐阜県と石川県にまたがる地域で産
K2
パキスタン北部カラコルム山脈にある高峰K2(標高8,611m)のみで産出する石。カラコルム山脈にはK1~K5までの山脈があり、K2とはそのうちのひとつです。産出量が少ないうえに採掘も困難な貴重な石といわれています。
モルガナイト
宝石愛好家のJ.P. Morganの名前にちなんで命名された石。ベリルの中で、マンガンが作用したピンク色/淡赤紫色のものを言います。そのあたたかな色から「愛」「清純」「優しさ」を象徴する石とされ、持つ人は愛の本質
アズライト イン バライト
近年に発見された神秘的な雰囲気を持つ石です。名前となっている主とする鉱物、アズライトとバライトだけではなく、ほかの鉱物も含んでいます。バライト(バーライト)はギリシャ語で“重い”を意味する“barys”に由来
ファントムクォーツ
水晶の結晶が生成していく過程でいったん成長が止まり、その後再び成長を開始すると、その境目に気泡や他の物質が取り込まれ、まるで山の影を思わせる模様ができます。そうした山の影が幾層にも連なる場合があります
モリオン
モリオンは和名「黒水晶」という名の通り、黒色の水晶です。石名の由来はギリシャ語で“黒い種”を意味する“Morion”で、イギリス・スコットランドのケアンゴーム山地で最初に発見されたことから“ケアンゴーム”と呼ばれ
キュープライト クリソコラ
90%近い銅を含む鉱物「キュープライト」と「クリソコラ」の混合。共に産出されることが多く、赤褐色の部分がキュープライト、水色~青緑色の部分がクリソコラです。キュープライトはラテン語の”銅(Cuprum)”、クリソ
ティファニーストーン
世界でただ1カ所、アメリカ・ユタ州のみで産出される石。20億年以上加圧された火山灰からできた鉱物で、フローライト、オパールをはじめ、ロードナイトやカルセドニーなどが混ざりあい、複雑な模様を織りなす混合石
グリーンオパール
オパールは昔からオパルス(opalus)、オパリオス(opallios)と呼ばれ、あまりの美しい輝きに古代の民族は魔術的な力があると信じ、希望を象徴し、幸せを招く石として崇拝したとされています。また、創造力や直感力
ピーターサイト
1962年にアフリカのナミビアで発見された石で、名前は発見者のシド・ピータース氏(Sid Pieters)にちなんで名付けられました。ピーターサイトは角閃石の一種で、タイガーアイとホークスアイが生成された後、地表の地
ヒスイ(ジェダイト)
日本では、4000年以上も前から愛用されてきた翡翠。日本だけでなく、あらゆる国々でお守りなどに使用されてきました。災いから守り、健康や長寿を象徴する石とされています。生命力を高める生命の源の石としてマヤ文