写真1
写真2
滋賀県東近江市小脇にある、阿賀神社(通称・太郎坊宮)。
御祭神は正哉吾勝勝連日天忍穂耳尊(マサカアカツカチハヤヒマ メノオシホミミノミコト)で天照大御神の第一皇子でニニギ命の父を祭っています。
標高350mの赤神山の中腹にあり、ピラミッド形のこの山は、巨石、怪岩が 多く、中でも本殿前の夫婦石(写真1)は大きな岩の間を通る事ができます。
その横には源義経が座ったと言われる石があったり、岩の洞窟(写真2)に 入って神事をできる所もあったり岩のパワーを感じるのには良い場所です。
この地 には、箕作山。
宕戸山などが並び、神秘的な雰囲気をかもし出しています。
聖徳太子や最澄も参拝しており、霊山として修験者の修行の場になっていました。
太郎坊とは、日本八天狗の一人、 京都鞍馬の次郎坊天狗の兄天狗でこの地を守護していると言 われています。
太郎坊天狗は、静岡県の高田、駿河の富士 山、京都の愛宕山にも伝説が伝わっています。
やはり飛び回っていたのでしょうか?
天狗と言う言葉は日本書紀に天文用語で「アマキツネ」。
つまり流れ星を表すとも考えられています。
他にも、修験者→仙人→天狗になったという説、猿田彦(サルタヒコ)大神が天狗であったとも様々な話があります。
牛若丸に剣術を教えた話は有名です。
日本民族学者の柳田國男も天狗を追い求めていた事も知られています。
今から紅葉の季節。天狗と出会いに太郎坊宮に出かけるのはいかがでしょうか?