アメシスト

アメシスト

ギリシャ神話に登場する、酒神バッカスが、虎に「乙女アメシスト」を食い殺させようとしましたが、女神ダイアナがアメシストを純粋で清らかな水晶に変身させました。バッカスは、美しい水晶となったアメシストの姿を見て、自分のした事を悔やみ、罪の報いからか水晶の姿のアメシストにぶどう酒をかけました。すると、美しい紫の宝石と変わった…と言われています。
また、ギリシャ語の「アメタス=酒に酔わない」の意味からか、古代ギリシャやローマでは、アメシストを身に付けていれば、酒に酔わないと信じられています。

アメシストは、その気高い色から宗教的、霊的権威の高い石とされています。心の傷を取り除き、安らぎを与えてくれます。お守りとして身に付けておくと、感情の安定をもたらし、インスピレーションや直感力を高めてくれます。また、恋愛成就や、家族、友達との絆を深める効果もあるようです。

古代エジプト時代から、護符やアクセサリーとして愛用されてきました。現代でも、あらゆる場面で使えるお守りになります。浄化や邪気払いの能力は強力で、玄関や窓辺に置いておくと良い効果があるでしょう。

アメシストのヒーリング効果としては、精神安定剤的な働きをすると言われています。
「苦しみを歓喜に変え、調和を生み出す」とされ、逆境に立たされた時などに、自分自身を見失うことなく、恐怖や不安に負けそうな感情を冷静にコントロールしてくれ、進むべき道を切り開く手助けをしてくれます。なにごとにも知性をもって対処できるよう導いてくれます。

ストレスで、ちょっとしたことでも怒ってしまう人にも、怒りを鎮め紫のヒーリングパワーを送ってくれることでしょう。失恋の傷を癒したい、嫉妬や怒りの感情をどうにかしたい、自分を変えたい、ダイエットしたい、仕事に冷静さを求められる、人間関係を良くしたい…人に、アメシストは効果があるといわれます。ネガティブな習慣や、感情、思考方法を浄化して、なりたい自分になる手助けをしてくれるでしょう。枕の下に置いて寝ると、ぐっすり眠れるばかりか、楽しい夢が見られるとされます。

肉体面では、聴力、内分泌腺、消化管、心臓、細胞などの不調に効果があるとされます。
血液を浄化して、解毒・解熱の作用を高めるとも言われます。