◎玉造稲荷神社◎

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写真1

 

写真2

大阪中央区玉造にある玉造稲荷神社。全国には玉造という地名がたくさんありますが、この名のついた所が勾玉を作っていたところです。

島根県にある玉造もそうですが、この出雲地方では、農民が自宅で農作業の間に勾玉を作っていました。

大阪の玉造では、勾玉を作る職人は農業はしませんでした。

5世紀後半から6世紀の前半での奈良県橿原市の蘇我遺跡では政府直属の官営工房があり、その広さは一辺が500mほどあったとされています。

しかし誰が一番最初にこの勾玉の形を作り出したんでしょう?

時代により勾玉の形の流行がある様で、5世紀には子持勾玉と呼ばれる勾玉の背の部分や腹に小さな勾玉のついた様なものが出てきます。(写真1)はそれを形どった土鈴をお守りとして販売しています。

家庭円満・子孫繁栄・子授けのお守り(1ヶ1000円)。

また、資料館(写真2)には発掘された勾玉や工具などの展示もあります。

この資料館は昭和61年に開館され、予約すれば中を見学することもできます。

緑の多い静かな神社でした。